そごう横浜で開催されている都市伝説展へ行ってきた。
小学生時代から中学はじめぐらいの時期がちょうどオカルトブームで、口裂け女やムラサキカガミなどの都市伝説を怖い怖いと思いながら読み漁り、ノストラダムスの大予言では1999年7の月を恐れ、今でも怖い話やそれ関係のテレビは観てしまう私にとって、この都市伝説展はなんとも魅力的な展覧会で、どうしても行きたかった。
そして、この展覧会では日によっていろいろなイベントが催されており、その中で呪物コレクターの田中俊行さんがサイン会を行うということを知り、是非ともサインをもらいたい!とそれもあってますます行きたい熱が燃え上がった展覧会だった。
この呪術コレクターの田中俊行さんはその界隈ではかなり有名人だが、どれくらいの人が集まるか皆目見当がつかない。サイン会開催予定時間は13時、とりあえず40分前くらいに会場に行ってみた。サインをもらうためには指定されたグッズを買わなければならず、そのうち一つは会場で売っているということは調べてあったので、「神戸怪談」をという本を購入。会計の時にスタッフの方にサイン会の詳細を確認。サイン会は会場内で行うとのことだが、時間が13時から14時に変更になるとのこと。一度入場すると再入場はできず、またチケットが必要だという。あまりに時間が空いてしまうなら、しょうがないけどあきらめようと思ったが、1時間の遅れならばどこかで時間をつぶせばすぐだろうということで、まだ会場内には入らず、またあとでここに戻ってくることにした。
時間をつぶすため、ちょうどそごうの富澤商店で買い物の用事があったので、そごうへ行く。すると、なにやら行列と人だかりが。よく見てみるとそこにはパティシエの鎧塚俊彦さんが!商品を購入すると購入した商品一つ一つにサインをしている。
鎧塚さんのお菓子、そしてサイン、これはもう欲しい!そう思ってしまった。でも、なかなかお高い。どうしよう。でもでも、と迷いに迷って列に並ぶ。商品を選ぶ時もまた迷いに迷って結局クッキー缶と母への贈り物に焼き菓子のセットを購入。選んでいるときに次に並んでいる人と目が合って微笑んでしまったら、話しかけられてちょっとおしゃべりしてしまった。で、いよいよサインの番が回ってきて、クッキー缶と焼き菓子セットの缶にサインをしてもらう。写真撮影をお願いすると、快く応じていただき、とても気さくな方で、前々からネットの記事などをよんでいても好感度は高かったが、ますます好感度が上がってしまった。
にこやかにポーズをとってくれる鎧塚さん
時間をみてみるとまだ14時まで結構ある。でも移動したりしてると今度は微妙に時間が足りなそう。なので、ポルタの箱根駅伝グッズの特設会場をちょっと覗いてから、都市伝説展会場へと向かう。
様子をうかがうとまだ早い感じ。会場周辺にはサイン会を待っている人もちらほら。中に入らず待っていると、15分くらい前だったか、田中さんが会場入りするところが見られた。それからしばらくして、周りで待っていた人たちが会場内へ入っていったので、私も中へ入り待つことに。サイン会場はきさらぎ駅パネルのある場所で行うとのことなので、なんとなく列になっているところに並ぶ。
主催者、それから田中さんの挨拶がありいよいよサイン会が始まった。購入物にサインして、それから写真撮影をしてくれる。前の人の様子を見てみると、スタッフの方が何枚も写真を撮ってくれていた。購入物一つにつき、写真一枚だと思っていたので、びっくり。ひとりひとりにサイン、撮影としているので、列はゆっくりすすむ。でも最初の方に並んだので、自分の番が来るまでそこまで時間がかからなかった。いよいよ自分の番に。スタッフの方が、サインしているところと、ちょっと引いた2ショットと、近づいた2ショットを撮ってくれた。しかも写真の映りとかとても気を遣ってくれて、スタッフの方の対応もよかった。サインをもらってから、最初からゆっくり会場を見て回ろうと入口の方に戻ろうとすると、入口まで行列が。早めに来て並んでよかった。
サインを書いてくれているところをスタッフの方が撮影
書いていただいたサイン。奥のものはMMRのクリアファイル
ちなみに展覧会自体は、都市伝説のパネル説明は大体が知っているものだったので、まあまあという感想だが、最後に展示されていた呪物の展示の中に、YouTubeやテレビで紹介されていた呪いの猫の置物があったり、呪いの人形があったりしてとても興味深いもので満足だった。
というわけで、一日でダークなオカルト世界と華やかなスイーツの世界の全く毛色のちがう人物のサインをもらってしまった。
オカルトを完全に信じているわけではないけれど、不吉の前兆とか、やってはいけない迷信事はちょっと恐れてしまうたちなので、この日にかなり運を使ったので、今度は何か悪いことが起きるんじゃないだろうか、と思ってしまったけれど、未来のことを考えても仕方ない。ただ、この一日が楽しくてうれしい一日だった、そう思うことにしたい。