ぐりりんぐららんの日記

日々のことについてつらつらと。

丁寧な暮らしとそうじゃない暮らし

今年の冬は手作り味噌を仕込んだ。春には苺でいちごジャムを作り、ルバーブルバーブのジャムを作った。

6月には梅で梅干しと梅ジュースを作った。赤しそも入れたので、使った赤しそでゆかりを作った。実家で青唐辛子と青柚子が採れたら柚子胡椒を作った。

栗が手に入ったので、栗ご飯を作った。これから栗の渋皮煮を作ろうとしている。

今年は作らなかったけれど、らっきょうを作ったこともある。キムチを作ったこともある。イワシを塩漬けにしてアンチョビを作ったこともある。

パンだって頻繁に焼いていて、時には天然酵母を起こして天然酵母のパンを作ることもある。

私が直接かかわるわけではないが、夫がハムとベーコンを手作りする。

 

こうして書くと丁寧な暮らしをしているように見える。

でも実際はそうじゃない。

 

一人の時の昼食は食事の用意をすることが面倒で、冷凍ご飯を解凍して卵かけご飯にしたり、おかずは残っていたら昨日のおかずを食べ、残っていなかったら食べないか納豆、時にはカップラーメンやカップ焼きそば、レトルトカレーを食べたりする。

特にカップヌードルのチーズカレー味は大好きで、レトルトカレーだったらカレーマルシェが好きだ。

夕飯も面倒な時はお惣菜に頼ったりするし、外食だってたまにする。

朝ごはんはあまり食べないほうなので、インスタ映えしてバランスのいい朝ごはんなんて作らないし、おやつは作ることもあるけれど、それはたまにで、ほとんどはスーパーで買ってきたお菓子だ。

疲れたーって思うと夫と夜散歩に行ってスーパーかコンビニでデザートやアイスを買ってきて食べることもある。

 

こうしてみると、いわゆる丁寧な暮らし的行動をするときは瞬間的なもので、ほとんどは普通の暮らしだ。

丁寧な暮らしがしたいから味噌とか梅干しとかを作るのではなくて、それよりも美味しいものが食べたいという食い意地や、どうやって作るんだろう作ってみたいという興味心から、上に挙げたものを作っている。

 

ちなみに今年出来上がった味噌は思ったほど美味しいとは思わなかった。母からもらった、青森のおばあちゃんの作った味噌のほうが断然美味しかった。

いちごジャムはとてもいい出来だった。美味しい苺だったのか、とても美味しいジャムになったし、味にうるさい子どもたちにも好評だった。

ルバーブのジャムは今まであまり食べたことのない味だったが、甘酸っぱくて美味しかった。でも苺ジャムにはかなわない。

梅干しは塩分18%ほどでつけたため昔ながらの酸っぱくてしょっぱい梅干しが出来上がった。こちらは美味しかった。

梅ジュースはたくさん飲むだろうと見込んでたっぷり作ったが、子供たちの口には合わず、自分にはちょっと甘ったるく感じほとんど減っていない。

柚子胡椒はまだなじんでいないのか、まだとげとげしく少し苦みが強い。もう少し寝かせば美味しくなるだろうか。

栗ご飯は私が好きなので美味しくいただいた。

 

 

結果から言って味噌は来年作らない。梅ジュースも作らない。

柚子胡椒はどうだろう、微妙なところだ、

こうして丁寧な暮らしが減っていき、厳選された丁寧な暮らしの端切れが残っていく。